しめ縄や書き初めを焚きあげて無病息災を祈る伝統行事が地域自治会主催で行われました。
西山小学校で9時半から始まりますが、私は9時前に小学校の校庭に入りましたが、先週竹藪から集積し、校庭の片隅に保管していた竹は既に組み立てられていました。生憎この日はむっちゃくちゃ寒いのなんのって・・。
おまけに風が強くて“もしかして火は点けられないんじゃないの”と思わせるくらい厳しい条件となっています。
そんな寒い中でも“ふるまい善”の準備は着々と進められていました。全体の配置は、校庭の中央に竹が立てられ、校舎のセンター辺りにあるテントの中で炊き出しを行っています。
ドラム缶に水を入れた鍋を乗せて、薪をくべて炊き出しは作られていきます。
鍋の湯が沸騰すれば野菜の具を投入していきます。
次に“だしの素”を入れて、着々と進められ、完成までもう少しの所まできています。
でも、余りの寒さに途中でたき火状態でつい暖を取りたくなりますわ。
竹に火を点けるのは11時半で、その時間が来るまで体育館を使って有野北中学校生徒によるブラスバンド演奏が行われました。
素晴らしい演奏でつい聞き惚れて、その間は寒さも忘れています。
演奏も終わり、校庭に戻ってみるとテントを畳んでいました。
強風のためテントが煽られて吹き飛びそうになり危険と判断したからのようです。
校庭は小雨の影響で湿っているにも拘わらず強風が湿った砂まで撒き散らしています。
もう“ほっぺ”は寒いと言うより針を刺すように痛いって感じです。
まだ竹に火が点かないのかなぁって感じで凍えそうで待つのも辛いですが、体育館で地元の子供達による“ふれあい太鼓”が始まると言うのでもう一度体育館に向かいました。太鼓の演奏も中々の腕前で、かなり高度のテクニックを使って観客を惹きつけています。
太鼓も立って叩くだけでなく、座って叩いたり見る人が飽きない様に工夫も加えているようです。
太鼓も終わり、校庭に戻ると11時半からの“ふるまい善”の前には延々と凄い行列が出来ています。
出されるのは“うどん”のようで、テーブルにはカップに茹でたうどんを入れて準備は出来ているようです。
これだけの行列ならば茹でるうどんの量も半端ではありません。
そして11時半となり竹に点火されました。
火は風に煽られ、瞬く間に燃え広がります。
小学校の脇には消防自動車も待機して万全の態勢で行いますが、風が余りに真横からのために上には燃え広がらず下の方だけが燃えている感じです。
そして支えが無くなり、最後は敢え無く横に倒れました。
ふるまい善の方も11時半から始まり、ドンド焼きはそっちのけで皆さんうどんを食べています。今回の行事で一番喜んだのは子供達かも知れませんね。
そして最後は校庭に残った灰の片付けや、炊き出しの片付けが残ります。
片付けを含めて、昼過ぎまで掛かりましたが、運営に関わった皆さん大変御苦労さまでした。